この記事のポイント
先に要点を確認
- 個人事業は開業・廃業または事業開始・終了で示す
- 屋号より先に自分の事業であることを明確にする
- 顧客名や売上などの機密情報は開示範囲を守る
目次から読みたい項目へ本文8項目
自営業を職歴として表す基本
個人事業主は会社へ「入社」したのではないため、「個人事業主として〇〇業を開業」または「〇〇事業を開始」と記載します。事業を終えた場合は、届出や実態に合わせて「廃業」「事業終了」などを選びます。
開業から終了までを整理する手順
確定申告書、開業届、契約書などから事業期間と屋号を確認し、提供したサービス、顧客層、自分の担当範囲を整理します。履歴書では期間を簡潔に、職務経歴書では受注、実務、品質、納期管理など会社員に通じる経験を示します。
- 事業開始・開業と終了年月を資料で確認する
- 屋号がある場合も個人事業であることを明記する
- 提供サービスと自分の役割を一行でまとめる
- 成果と案件例は機密を除いて職務経歴書へ書く

読みながら、そのまま入力できます
質問に沿って進めるだけ。入力内容はPDFで確認できます。屋号を持つ個人事業主の職歴記載例
屋号だけを書くと企業に雇用された経歴と誤解されるため、個人事業主としての活動であることを先に示します。業務委託先の名称は契約上公開できる場合だけ使用し、担当内容は一般化して説明します。
屋号で運送業を営んだ場合の例
法人化・兼業・守秘義務を整理する注意点
法人を設立して代表になった場合は、個人事業の継続ではなく会社設立と代表就任を分けて記載します。会社員との兼業は期間が重なっても事実どおり示し、労働時間や競業情報など不要な詳細を履歴書へ詰め込みません。
- 自分の屋号へ入社したと表現しない
- 廃業していないのに廃業と書かない
- 取引先名や売上を許可なく公開しない
- 法人化と個人事業の期間を混同しない
自営業の履歴書の状況別判断表
自営業の履歴書は、検索で見つけた一つの例を全員へ当てはめるのではなく、応募先の指定、現在の事実、提出媒体の三つに分けて判断します。この記事の要点である「個人事業は開業・廃業または事業開始・終了で示す」を軸にすると、見た目だけを整えて重要な情報を落とすことを防げます。
迷ったときは「屋号より先に自分の事業であることを明確にする」「顧客名や売上などの機密情報は開示範囲を守る」の順に確認します。指定がない部分だけ一般的な書き方で補い、年月、固有名詞、資格、実績など確認できる事実は資料と一致させてください。
| 状況 | 判断 | 提出前の確認 |
|---|---|---|
| 応募先の指定がある | 指定された様式・記載方法を優先する | 事業開始・開業と終了年月を資料で確認する |
| 指定がなく迷っている | 個人事業は開業・廃業または事業開始・終了で示す | 屋号がある場合も個人事業であることを明記する |
| 事実や年月に自信がない | 推測せず、証明書・雇用記録・求人票で確認する | 提供サービスと自分の役割を一行でまとめる |
| 完成版を提出する | 顧客名や売上などの機密情報は開示範囲を守る | 氏名、応募先、日付、ファイルまたは紙面を最初から確認する |
自営業の履歴書を紙・PDF・Webで使い分ける
自営業の履歴書の内容が同じでも、紙、PDF、Webフォームでは確認すべき場所が変わります。紙は書き直しと印刷状態、PDFは保存後の表示、Webは必須項目と添付条件を確認します。媒体を変えるたびに文章を作り直すのではなく、確認済みの事実を一つの入力元で管理してください。
特に「屋号より先に自分の事業であることを明確にする」は、入力画面で正しく見えていても提出版で崩れることがあります。応募先から独自の方法が示されている場合は、次の一般例よりその案内を優先します。
- 紙:消せる筆記具や修正液を避け、正式名称、年月、ふりがな、写真など紙面上の情報を提出前に読み直します。
- PDF:入力元を修正してPDFを再出力し、文字化け、改ページ、長文の切れ、写真の向きを完成版で確認します。
- Web:フォームの任意・必須を区別し、推測で埋めず、送信前画面で連絡先と応募先固有の内容を見直します。
- 共通:顧客名や売上などの機密情報は開示範囲を守る
自営業の履歴書のNG例を具体的な内容へ直す
自営業の履歴書で伝わりにくいのは、抽象語だけで判断を相手へ委ねる書き方です。「きちんと対応した」「経験がある」のような表現ではなく、対象、期間、担当範囲、確認行動を足します。ただし、元の資料にない数字や経験を作ることはできません。
この記事の例「2018年4月 個人事業「〇〇運送」を開業」を使う場合も、そのまま転記せず、「軽貨物配送の受託、車両・売上・顧客対応を担当」のどこが自分の事実と一致するかを確認します。一致しない部分は削除し、実際に説明できる行動へ置き換えることで、履歴書、職務経歴書、面接回答の矛盾を防げます。
自営業の履歴書の書き換え手順
自営業の履歴書を提出前3分で点検する
自営業の履歴書だけを単独で読むのではなく、求人票、履歴書、職務経歴書、送付メールまたは封筒を採用担当者が受け取る順に並べます。一分目は氏名・連絡先・応募先、二分目は学校・会社・資格・実績の年月、三分目は写真・ページ・ファイル名・添付状態を確認します。
内容の根拠を再確認するときは、記事内で案内している「ハローワークインターネットサービス「応募書類の作り方(履歴書)」、ハローワークインターネットサービス「職務経歴書の作り方」」も参照できます。公的資料は一般的な基準を示すものであり、応募先の指定を上書きするものではありません。最後は「個人事業は開業・廃業または事業開始・終了で示す」を自分の言葉で説明できるかまで確認してください。
- 1分目:氏名、電話番号、メールアドレス、応募先名、応募職種を確認する
- 2分目:事業開始・開業と終了年月を資料で確認する。履歴書と職務経歴書の年月を照合する
- 3分目:提供サービスと自分の役割を一行でまとめる。提出する紙・PDF・添付ファイルを開き直す
- 面接前:屋号より先に自分の事業であることを明確にする理由を、例文ではなく自分の事実で説明する
- 保存:提出した版を応募先名と提出日が分かる状態で保管する
出典
参考資料・公式情報
様式や手続きは公的機関、資格の表記や端末の操作は各提供元の資料で確認できます。記載例は書き方を示すための例です。ご自身の経歴に置き換え、提出先の指定を確認してください。よくある質問
履歴書の書き方のQ&A
Q自営業は履歴書の職歴に書けますか?
継続して仕事を行った経歴として記載できます。開業・事業開始の年月、内容、自分の役割が分かるようにします。
Q屋号を会社名のように書いてよいですか?
屋号は書けますが、個人事業であることを併記します。企業への入社と誤解されない表現にしてください。
Q廃業理由は履歴書に必要ですか?
通常は詳細まで必須ではありません。応募先から聞かれたときに、転職理由と今後の働き方へつながる簡潔な説明を準備します。
Q自営業の履歴書で応募先の指定と一般例が違う場合はどうしますか?
応募先が示した様式、入力項目、提出方法を優先します。意味が分からない指定は推測で処理せず、採用窓口へ確認してから「個人事業は開業・廃業または事業開始・終了で示す」方針で整えてください。
Q自営業の履歴書を提出後に間違えたと気づいた場合は?
連絡先、経歴、資格、宛先、書類不足など選考へ影響する誤りは、正しい内容と再提出方法を整理して採用窓口へ相談します。軽微な表現を自己判断で何度も再送せず、提出した版を確認してから対応してください。


