この記事のポイント
先に要点を確認
- 自己都合は一身上の都合、契約満了や会社都合は事実に合う表現を使う
- 履歴書では退職年月の行へ一文だけ置き、詳しい事情を詰め込まない
- 職務経歴書や面接と退職年月・区分が食い違わないよう照合する
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まず使う表現を退職区分から選ぶ
退職理由は、感情や評価ではなく、職歴がどの時点でどのように終わったかを示す情報です。自己都合、会社都合、契約満了などを雇用契約書、退職証明書、離職票等で確認し、履歴書には短い定型表現で記載します。
『人間関係が悪かったため』『給与が低かったため』など詳細を職歴欄へ書く必要は通常ありません。応募先が指定欄で理由を求めている場合は、その設問に事実の範囲で答えます。
| 事実の状況 | 記載例 | 確認点 |
|---|---|---|
| 本人の意思による退職 | 一身上の都合により退職 | 自己都合であること |
| 有期契約が予定どおり終了 | 契約期間満了につき退職 | 更新辞退等と区分が違わないか |
| 事業所・店舗の閉鎖 | 事業所閉鎖に伴い退職 | 実際の退職経緯 |
| 会社都合 | 会社都合により退職 | 正式な扱いを資料で確認 |
| 定年 | 定年により退職 | 規程上の定年退職であること |
| 在職中 | 現在に至る | 退職済み表現を使わない |
入社から退職までを一組で書く
会社名は正式名称で書き、入社年月と退職年月を対応させます。配属・担当業務を補う場合は入社と退職の間に一行置き、退職理由の後へ長い説明を続けません。複数社ある場合も各社で同じ順序にすると読みやすくなります。
自己都合・契約満了・閉鎖の例

読みながら、そのまま入力できます
質問に沿って進めるだけ。入力内容はPDFで確認できます。『一身上の都合』でよいか資料から確認する
迷ったときは、記憶だけで決めず、雇用契約、退職証明、離職票、会社からの通知を確認します。有期契約でも本人が更新を断った場合と、契約が予定どおり満了した場合では説明が異なることがあります。一般記事だけで法的区分を断定せず、必要なら会社やハローワーク等へ確認してください。
会社の勧奨、解雇、倒産、契約更新、自己都合が複合する場合は、採用上よく見える言葉を選ぶのではなく、自分の書類と公的手続きで説明できる事実を優先します。
- 退職年月を給与・雇用記録と照合する
- 自己都合・会社都合・契約満了を資料で確認する
- 会社名や事業所名を正式名称で書く
- 退職予定を退職済みとして記載しない
- 判断が難しい区分は専門窓口へ確認する
派遣・出向・会社合併などは雇用関係を先に整理する
派遣社員は派遣先での就業終了と、派遣元との雇用終了が同じとは限りません。履歴書では派遣元との雇用関係を基準にし、派遣先と就業期間を補足します。出向解除や配属変更も、会社を退職した事実でなければ『退職』とは書きません。
会社の合併や社名変更では、本人が退職して再入社したのか、在籍したまま名称が変わったのかを区別します。雇用が続いているなら『〇〇株式会社へ社名変更』等とし、退職理由を作りません。
| 出来事 | 退職か | 記載の考え方 |
|---|---|---|
| 派遣先の契約終了 | 派遣元との雇用次第 | 派遣元・派遣先の期間を分ける |
| 出向解除 | 通常は退職ではない | 所属会社と出向期間を示す |
| 部署異動 | 退職ではない | 必要なら配属変更を記載 |
| 社名変更 | 在籍継続なら退職ではない | 旧社名・新社名の関係を示す |
| グループ会社へ転籍 | 雇用関係を確認 | 退職・入社の実態に合わせる |
履歴書では詳細な転職理由まで書かない
このページは、履歴書の職歴欄へ置く退職行を扱います。職務経歴書に理由を書く必要があるか、短期離職をどう補足するかは別の記事で詳しく整理しています。履歴書の限られた行へ、前職への評価、応募先への志望理由、将来計画をまとめて入れないでください。
面接で質問されたら、書類の事実と矛盾しない範囲で事情を説明し、次の職場で重視する条件へつなげます。履歴書の定型表現だけで面接回答を終える必要はありませんが、別の退職区分へ変わる説明は避けます。
複数の職歴は退職行の抜けを一社ずつ確認する
転職回数が多い場合、会社名を省略するより、各社の入社・退職年月と雇用形態を優先します。職歴欄へ収まらないときは、職歴が多いテンプレートを選ぶか、詳細を職務経歴書へ分けます。都合の悪い短期職歴だけを削除すると、社会保険や面接回答との食い違いにつながります。
同じ月に退職と入社がある、複数の仕事を並行していた、事業と会社勤務が重なる場合は、そのまま時系列に並べ、雇用形態や兼業を補足します。年月をずらして重なりを消さないでください。
- 全勤務先に入社月と退職月がある
- 在職中の勤務先だけ現在に至るを使った
- 同月の入退社を事実どおり並べた
- 並行勤務は雇用形態を補足した
- 最後に『以上』を置いた
PDF化後に年月・表現・改ページを照合する
完成PDFを開き、退職理由の末尾が切れていないか、会社名と退職行が別ページへ分かれていないかを確認します。西暦と和暦は一つに統一し、履歴書と職務経歴書で同じ退職年月を使います。
提出後に退職年月や区分の誤りへ気づいた場合は、採用窓口へ訂正箇所と正しい事実を簡潔に連絡します。別版を無言で送り直すと、どれが正しい提出物か分かりにくくなります。
- 退職理由が実際の区分に合っている
- 入社・退職年月が資料と一致している
- 履歴書と職務経歴書で表現が矛盾していない
- 会社名と退職行が読みやすく並んでいる
- 提出用ファイルが最新の版である
出典
参考資料・公式情報
様式や手続きは公的機関、資格の表記や端末の操作は各提供元の資料で確認できます。記載例は書き方を示すための例です。ご自身の経歴に置き換え、提出先の指定を確認してください。よくある質問
履歴書の書き方のQ&A
Q自己都合退職はすべて『一身上の都合』でよいですか?
一般的な自己都合退職では使えます。ただし会社都合や契約満了など事実が異なる場合は、印象のために自己都合へ置き換えず資料に合う表現を選びます。
Q退職理由を履歴書へ詳しく書く必要がありますか?
通常は退職年月の行へ短く記載します。詳しい事情は職歴欄へ詰め込まず、必要に応じ職務経歴書の補足や面接へ分けます。
Q会社都合退職は不利なので隠してもよいですか?
事実と違う区分にはしません。自己都合と誤解を防ぐ必要があれば『事業所閉鎖に伴い退職』など確認できる事実を簡潔に示します。
Q契約社員は必ず『契約期間満了』と書きますか?
実際に契約期間が満了した場合に使います。更新を断った、途中で退職したなど事情が異なる場合は、雇用契約や手続き上の区分を確認してください。
Q派遣先の契約が終わったら退職と書きますか?
派遣元との雇用が続くなら、派遣先での就業終了と退職は同じではありません。派遣元・派遣先・各期間を分けて記載します。
Q在職中の会社で退職日が確定している場合の書き方は?
正式に確定している場合は『2026年10月31日退職予定』など事実として補足できます。未確定の日を退職済みとして書かないでください。


