この記事のポイント
先に要点を確認
- 配偶者欄は婚姻状況を「有・無」で記入する
- 扶養家族数は書式の注記を確認し、通常は配偶者を除いて数える
- 欄がない様式へ家族情報を自分から追加する必要はない
目次から読みたい項目へ本文9項目
配偶者・扶養義務・扶養家族数の書き方を先に確認
「配偶者」は法律上の婚姻関係にある相手の有無を示す欄で、該当すれば「有」、いなければ「無」とします。「配偶者の扶養義務」は、書式が何を尋ねているかを確認し、応募者が配偶者を主として経済的に扶養しているなら「有」、そうでなければ「無」を選びます。税・社会保険の扶養判定と同じ意味とは限らないため、曖昧なら応募先へ確認します。
「扶養家族数(配偶者を除く)」と書かれている場合は、配偶者を人数に含めません。子どもや親族も、同居しているだけで自動的に人数へ入るわけではないので、その書式の基準と現在の生計関係で判断します。旧様式の項目を埋めるために戸籍や家族の詳細を書く必要はありません。
| 欄 | 基本の記入 | 注意点 |
|---|---|---|
| 配偶者 | 婚姻していれば有、していなければ無 | 事実婚等の扱いは書式・応募先の定義を確認 |
| 配偶者の扶養義務 | 経済的に扶養しているかを有・無で選ぶ | 税・社会保険の制度判定と混同しない |
| 扶養家族数 | 注記に従い人数を書く | 「配偶者を除く」なら配偶者を数えない |
配偶者・扶養欄と公正採用の考え方
厚生労働省は、家族に関することなど本人に責任のない事項を採用基準にしない公正な選考を求めています。配偶者や扶養家族欄がある場合は、任意回答か、採用後の手続き用かを確認し、必要最小限にとどめます。

読みながら、そのまま入力できます
質問に沿って進めるだけ。入力内容はPDFで確認できます。任意性と利用目的を確認する手順
まず応募先指定の様式とプライバシー説明を読み、入力が任意かを確認します。必須入力の理由が分からない場合は採用窓口へ用途を問い合わせ、本人以外の氏名、生年月日、勤務先などを追加で書かないようにします。
- 応募様式で任意・必須の表示を確認する
- 家族情報を収集する目的が示されているか読む
- 回答する場合も指定された人数・有無だけにする
- 疑問があれば虚偽入力せず採用窓口へ確認する
入力を求められた場合の最小限の記載例
フォームが配偶者の有無と扶養人数だけを求め、その用途を確認したうえで回答する場合は、指定項目だけを入力します。家族の氏名、年齢、病歴、勤務先など、求められていない個人情報は補足しません。
有無と人数だけを求められた場合の例
家族の個人情報を過度に開示しない対策
扶養の税務・社会保険上の扱いは制度や時点で異なるため、履歴書だけで最終手続きを完結させるものではありません。採用前の選考情報と採用後の人事手続きを分け、分からない人数を推測で入力しないでください。
- 家族構成を自己PRや適性の根拠にしない
- 任意欄へ意思に反して詳細を書かない
- 家族本人の氏名や勤務先を追加しない
- 税務上の扶養人数を推測で確定しない
配偶者・扶養の4ケースを欄ごとに確認する
配偶者の有無と、配偶者を扶養しているかは別の情報です。また「扶養家族数(配偶者を除く)」は、配偶者以外の対象者数を尋ねています。欄名を飛ばして「家族は二人だから2人」と数えず、誰を含む定義なのかを先に確認します。
| 状況 | 配偶者 | 配偶者の扶養義務 | 人数欄 |
|---|---|---|---|
| 配偶者なし・扶養対象なし | 無 | 無または対象外 | 0人 |
| 配偶者あり・配偶者を扶養 | 有 | 有 | 欄が配偶者除外なら別の対象者だけ |
| 配偶者あり・配偶者は扶養外 | 有 | 無 | 欄の定義に従う |
| 子等を扶養 | 事実どおり | 事実どおり | 配偶者除外の注記を見て対象人数 |
| 定義が不明 | 推測しない | 推測しない | 応募先へ確認 |
選考時の履歴書と採用後の手続きを分ける
履歴書は採用選考のための書類で、税や社会保険の扶養手続きを完了する書類ではありません。採用後に会社から正式な届出を求められたときは、その時点の制度、対象期間、必要証明を担当部署へ確認します。選考時に将来の制度判定まで推測して書かないでください。
必須入力なのに利用目的が分からない場合は、空欄を隠すため虚偽の数字を入れず「この項目は選考時に必須でしょうか。扶養家族数はどの定義で数えますか」と採用窓口へ確認します。
ウェブ履歴書では選んだテンプレートで入力欄が変わる
標準の転職用、ドライバー、製造、施工管理、職歴多めの履歴書では、厚生労働省の現行様式例に合わせ、通勤時間・扶養・配偶者欄をPDFへ出力しません。新卒、第二新卒、インターン、アルバイト、パート、写真なしの各型では旧来の欄を任意入力として表示します。応募先がその情報を求めていない場合は空欄のまま進められます。
| テンプレート | 入力・PDF表示 | 利用者の判断 |
|---|---|---|
| 転職用・職歴多め | 表示しない | 家族情報を追加しない |
| ドライバー・製造・施工管理 | 表示しない | 応募先指定があれば所定様式を確認 |
| 新卒・第二新卒・インターン | 任意欄として表示 | 不要なら未入力で進む |
| アルバイト・パート | 任意欄として表示 | 利用目的と応募先案内を確認 |
| 証明写真なし | 任意欄として表示 | 写真不要と家族情報の要否を別々に判断 |
定義が分からないときの確認例
採用窓口へ確認するときは、家族の事情を先に詳しく説明する必要はありません。どの欄について、何を判断できず、どの定義を知りたいかを短く伝えます。回答を受けたら、求められた有無または人数だけを入力し、家族本人の情報を追加しません。
採用窓口への問い合わせ文
出典
参考資料・公式情報
様式や手続きは公的機関、資格の表記や端末の操作は各提供元の資料で確認できます。記載例は書き方を示すための例です。ご自身の経歴に置き換え、提出先の指定を確認してください。よくある質問
履歴書の書き方のQ&A
Q履歴書の扶養家族数に配偶者を含めますか?
欄に「配偶者を除く」とあれば含めません。注記がなく定義も示されていない場合は、配偶者欄との関係や利用目的を応募先へ確認し、推測で人数を決めないでください。
Q厚生労働省の履歴書に配偶者欄はありますか?
現在の厚生労働省履歴書様式例には、扶養家族数、配偶者、配偶者の扶養義務の欄は設けられていません。応募先の指定様式に欄があるときだけ案内を確認します。
Q履歴書に扶養家族欄がなければ自分で追加しますか?
追加する必要はありません。選考用の様式にない家族情報を、本人希望欄などへ自分から書き足さないでください。
Q扶養家族数の定義が書かれていない場合は?
税や社会保険の定義を自己判断で当てはめず、応募先へ配偶者を含むか、応募時に必須か、何の目的で使うかを確認します。
Q家族の氏名や勤務先まで履歴書へ書きますか?
通常の有無・人数欄へ、家族の氏名、年齢、病歴、勤務先などを追加しません。必要性が分からない詳細欄は、利用目的と任意性を応募先へ確認してください。


