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自営業から会社員へ転職する履歴書|開業・廃業・継続中の例

自営業の経歴は『入社・退社』ではなく、事業開始(開業)、事業に従事、廃業または現在に至る、の順で事実を記載します。屋号がある場合も法人名のように見せず『屋号〇〇』と区別し、売上ではなく自分が担った営業、制作、仕入れ、顧客対応、経理などの実務を具体化します。

自営業経験を整理して履歴書を作る

この記事のポイント

先に要点を確認

  • 個人事業は入社・退社ではなく事業開始、開業、廃業など実態に合わせる
  • 屋号と法人を区別し、事業全体ではなく自分が行った実務を書く
  • 会社員を選ぶ理由は応募先の役割・協働・継続条件へ結びつける
目次から読みたい項目へ本文7項目
01

最初に事業の開始・継続・廃業を確定する

個人事業は会社へ雇用された経歴ではないため、『〇〇商店 入社』とは書きません。開業届や契約・請求の記録から事業開始年月を確認し、『個人事業として〇〇業を開業』『屋号〇〇にて〇〇業に従事』など実態を示します。廃業済みなら年月と廃業、続けているなら現在に至るとします。

国税庁は個人事業の開始・廃止に関する届出手続きを案内しています。ただし、履歴書の表現は税務手続きの名称を写すだけでは完成しません。実際に顧客へ提供した仕事と期間を、証明できる記録に合わせて整理します。

事業状態別の職歴表現
状態職歴欄の表現例確認する資料
個人事業を開業個人事業として〇〇業を開業開業届、最初の契約・請求記録
屋号を使用屋号〇〇にて〇〇業に従事屋号と本人の関係
廃業済み〇〇業を廃業廃業届、最終取引時期
事業継続中現在に至る会社入社後の継続可否
法人の代表・役員法人名と役職を記載登記事項、就任・退任年月
家業を補助実態に応じ補足雇用、報酬、担当、頻度
02

廃業済み・継続中・法人化の完成例

同じ『自営業』でも、廃業した人、副業として続ける人、法人化した人では現在の状態が違います。応募先が兼業を制限している場合もあるため、事業を続けるなら就業規則や応募条件を確認し、隠すために廃業済みと書かないでください。

職歴欄の状況別記載例

廃業済み:2019年4月 個人事業としてWeb制作業を開業     2025年12月 同事業を廃業継続中 :2019年4月 屋号〇〇にて食品販売業を開業     現在に至る法人化 :2023年6月 株式会社〇〇を設立、代表取締役に就任     2026年3月 代表取締役を退任
記載例の固有名詞・年月・数値は、ご自身で確認できる事実へ置き換えてください。

読みながら、そのまま入力できます

質問に沿って進めるだけ。入力内容はPDFで確認できます。
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03

経営全般を6つの実務へ分ける

『経営全般』だけでは、採用後に任せられる仕事が分かりません。顧客獲得、提案、制作・提供、仕入れ、納期・品質、請求・記帳などへ分け、応募職種に近い実務を選びます。外注した仕事や税理士へ任せた業務を、自分が実行したように書かないでください。

自営業経験を会社員の職務へつなぐメモ
実務確認する事実応募先へ示せる行動
営業顧客層・提案件数・経路要望確認と提案
制作・提供商品・サービス・納期工程と品質を管理
仕入れ・在庫品目・発注・棚卸数量と納期を照合
顧客対応問い合わせ・継続・苦情記録して改善へつなぐ
外注管理依頼範囲・人数・検収役割と期限を調整
経理請求・入金・記帳証憑を整理し期日を守る
04

職務経歴書では顧客・工程・成果を補足する

履歴書は事業期間と業種を一覧で示し、職務経歴書で実務を詳しくします。売上高だけを強調せず、顧客の種類、案件数、担当工程、工夫、継続率など、自分の仕事の再現性を示します。確定申告の金額や顧客名など公開すべきでない情報は、件数や構成比へ一般化します。

Web制作の職務要約例

2019年4月から2025年12月まで、個人事業として中小企業向けWeb制作を行いました。顧客への要件確認、見積、進行管理、WordPress実装、公開後の更新を担当しました。年間約12案件のうちデザインは外部協力者へ依頼し、私は要件整理・実装・検収を担当しました。複数案件の期限と確認事項を管理した経験を、貴社の制作進行業務で生かします。
記載例の固有名詞・年月・数値は、ご自身で確認できる事実へ置き換えてください。
05

会社員を選ぶ理由を応募先の役割へつなぐ

『自営業が不安定だから』だけでは、応募先で何を担いたいかが分かりません。自営で得た顧客理解や自己管理を示した上で、より大きな案件で専門工程を深めたい、チームで品質基準を共有したい、長期運用に関わりたいなど、求人票の役割へ接続します。

反対に、会社では指示だけを受けたい、自営業より楽そうといった表現は避けます。自営では一人で決めていた人ほど、社内手順、報告、権限、レビューをどう受け入れるかを具体的に説明できるようにします。

自営から制作会社へ応募する志望動機の骨子

自営で要件確認から公開後の更新まで担当し、顧客の目的を工程へ落とす経験を積みました。一方で、アクセシビリティと大規模運用を専門チームで継続的に改善したいと考えています。貴社の制作進行職で、要件整理と納期管理の経験を生かし、レビュー基準を学びながら品質向上に貢献します。
記載例の固有名詞・年月・数値は、ご自身で確認できる事実へ置き換えてください。
06

入社後も事業を続ける場合は条件を整理する

事業を継続する場合は、就業規則、競業、秘密保持、労働時間、税務・社会保険など確認事項があります。履歴書だけで法的な結論を出さず、応募先の規程と必要な手続きを確認します。顧客対応が勤務時間と重なる、応募先と競合する、会社の情報を自営へ使う可能性がある場合は、事前に整理が必要です。

廃業予定が決まっているなら、完了予定日と引継ぎ状況を説明できるようにします。採用されやすくするため事業継続を隠したり、未完了なのに廃業済みと記載したりしないでください。

  • 応募先の副業・兼業規程を確認する
  • 競業や顧客の重複がないか整理する
  • 勤務時間中に自営対応が発生しない計画を立てる
  • 廃業予定なら契約・顧客・在庫の引継ぎを確認する
  • 税務や社会保険は必要に応じ専門窓口へ確認する
07

法人・屋号・個人を混同しない最終確認

株式会社などの法人を設立していないのに、屋号へ『入社』『代表取締役』と書くのは避けます。逆に法人の代表者だった場合は、個人事業と同じ書き方にせず、法人名、役職、就任・退任年月を資料で確認します。自営期間中のアルバイトや会社勤務が重なる場合も、年月を省略せず並行関係が分かるようにします。

PDF化後は、事業開始・廃業年月、屋号、業務内容、会社員歴との重なりを確認します。職務経歴書の売上・案件数・担当範囲が、履歴書の期間や面接回答と一致しているかも照合してください。

  • 個人事業、法人、家業手伝いの実態を区別した
  • 開業・廃業年月を記録と照合した
  • 外注業務を自分の実績に含めていない
  • 事業継続の有無と入社可能日を説明できる
  • 履歴書と職務経歴書の期間・数値が一致している

出典

参考資料・公式情報

様式や手続きは公的機関、資格の表記や端末の操作は各提供元の資料で確認できます。記載例は書き方を示すための例です。ご自身の経歴に置き換え、提出先の指定を確認してください。

よくある質問

応募シーン別のQ&A

Q自営業は履歴書に『入社』『退社』と書きますか?
A

個人事業なら通常は使いません。『個人事業として〇〇業を開業』『同事業を廃業』など、事業の開始・継続・終了を実態に合わせて書きます。

Q屋号は会社名のように書いてよいですか?
A

屋号だけで法人と誤認されないよう『屋号〇〇にて』などと区別します。法人を設立している場合は法人名と役職を資料どおり記載します。

Q自営業の売上は履歴書に必要ですか?
A

履歴書では通常、事業期間と業種を優先します。売上が実績として重要なら、職務経歴書で期間、範囲、自分の担当を添え、秘密情報を避けて示します。

Q廃業届を出していない場合は廃業と書けますか?
A

履歴書上の事実と行政手続きの状態を混同せず、実際の事業・契約の状況を確認してください。手続きの判断は国税庁や専門窓口へ確認します。

Q入社後も個人事業を続ける場合は書きますか?
A

応募先の規程、競業、勤務時間、秘密保持に関わるため、継続条件を整理して適切な段階で確認します。採用のため廃業済みと偽らないでください。

Q自営業から会社員への志望動機は何を書きますか?
A

自営で得た具体的な実務を示し、応募先で専門性、チーム協働、長期運用など何を担いたいかを求人票の役割へ結びつけます。

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